昨年以来もう聞きあきた
世界同時株安!という言葉。金曜日のアメリカの株の急落を見ると月曜日からまた悲惨な状態になるだろうな…
1番問題なのは
原油価格の高騰。135ドルを記録した後、122ドルまで下がったものの木曜と金曜日一気に
138ドルまではねあがってしまいました。
いろいろなことがもっともらしく言われていますが、間違いなく
投機マネーが入っています。もともと需要がひっ迫しているとか勝手なニュースを流している元は金融関係者でしょう。
サブプライムローンで大損した欧米の金融機関が、商品価格を釣り上げて
世界中の人間から搾取しているようなもんです!
株の上下は一般の人にとってそれほどの被害の実感はありませんが、商品価格をこのように投機で釣り上げてしまったら、直に人々の生活にかかわってきます。
いちばん弱いアフリカなどの
貧困層から大きな被害を受け、これからどんどん
暴動が広がってくることでしょう。日本なんかまだいい方です!
食料など人の命にかかわるものへの投資には、
規制をかけるべきです。
来週からの動きを予想してみます。(素人ですが、プロだってほとんど当たらないから同じようなもんです。)
商品価格の急騰は世界的に
インフレをもたらします。特に資源を持たない国、中国、インドの経済に大きな影響を与えるでしょう。インフレを抑えるために
金利を上げるでしょうから、株価が大幅に下落します。
当然、新興国の需要急増によって原油価格が高騰しているわけで、本来なら大きく値を下げるべきですが、
バブル状態にあるので逆に上昇する可能性があります。そうなった場合に世界中の株価がさらに下がり、混乱が広がります。10%を超えるインフレは当たり前で、20%を超えるところもたくさん出てくることでしょう。通貨の価値はインフレに耐えられる安定的な円やユーロに向かい
キャリートレードの巻き戻しといっしょになって円高になるでしょう。円高になれば日本の株価はまた大きく下落します。
これは最悪なパターンを想定した場合ですが、カギを握っている人たちがどこまでこの動きを進めるかにかかっています。バブルを崩壊させたときのようにとことん売り込むのか、今後1カ月を底として商品への流れが止まり元の成長軌道に戻ってくるのか?誰にも予想はできません。
個人的には来月の
洞爺湖サミットをきっかけに行き過ぎた流れが是正されることを望みますが、先日行われた食糧会合でも何も解決策が見いだされなかったことから、議長国、日本のリーダーシップのなさも考えると何も変わらない可能性もあります。
ちょっと大袈裟になってしまいましたが、個人的には1カ月以内に
中国とインドの株がものすごい買いのチャンスになると思っています。長期的に成長することは間違いないので安くなった時には買いを入れたいところです。インフレが続けば貨幣価値が下がり株価が上がっていきますからね。(日本も同じです)
そもそも今回のこの流れはさっき言った通り、サブプライムで損をした欧米の金融機関が原油や食料などの商品を安値で買って値段を釣りあげ、高値を世界中の人々に売りつける。そして商品価格急騰によって急落した株価をまた安値で買って高く売ろうとしている。そう考えています。(素人が勝手に考えた意見ですが)
そんな勝手が許されていいのか?いいわけありません。
国家単位で対策を練り、押さえ込まないといけませんがそれぞれの国に利害があり、うまくいきません。日本もくだらないことばかり議論している場合ではないのですが大丈夫でしょうか?
政治や経済は生き物ですのでみんなが平等にという理想があったとしても、綺麗事だけでは片づかず賢く戦略的にならなければなりません。
長くなりました。ここまで読んでくれた人いたでしょうか?いないだろうな~。自分で考えたことだからあっているのかどうかもわからないし…こんな事いちいち考えなくても生きては行けますが、暇なので考えてみました。