2011年01月28日

日本国債格下げ…私も疎いですが…

昨日は国債の格下げが大きなニュースになっていましたね。まあ海外の投資家が日本の国債って本当に返してもらえるのか信用出来ないよね?という判断を強めたということですが、これって一体どうなんでしょうかね。

来年あたりには国債残高が1兆円を超えますが、はっきり言って返す気がないとしか思えません。借金ですから国の収入が支出を上回って黒字にならなければ国債残高が減っていくことはありませんが一体どうやって返すつもりでしょう…。まぁ多分返すつもりは無いのでしょうが!?いつかこんな無茶苦茶な状況が続けられなくなる日が来ることでしょう。

そうしたらどうなるのか?

国債が売れなくなるということは金利が高くなるということ
金利が高くなるということはインフレーション、むしろスタグフレーションになる
住宅ローン金利は上がります
現金で持っている資産価値は下がります
不動産はインフレで上がりますがお金の価値に対して相対的には下がります
円安になります
石油などの資源が高くて買えなくなります
給料は上がりますが物価上昇ほど上がらないでしょう
相対的に考えれば今より貧しく感じるでしょう

さぁあまり良いことはありませんね…それでは自分の身にはどんなことが起きるでしょう

年金は減ります。正確には金額は増えても買えるものの量は減る
社会福祉サービスが低下する
家計における医療費の割合が多くなる

そんなところでしょうか?働けない分困りますね…。対策はできるでしょうか?難しいところです。

まあ苦しい事ばかりではありません。少し楽観的に考えてみましょう!

円安になるから輸出が有利になる。
海外に行った工場が国内に回帰する。
働き口が増え失業率が減る。
景気が良くなり給料や税収が上がる。

なんて、そんなにうまくいくでしょうか?そうはいきませんよ…これには前提条件があります

企業の競争力が国際的に維持できること
人件費がアジアと比べて安くなること
高騰する資源に変わるエネルギー革命を起こすこと
政治がこれらの方向に進むように導くことができること

難しいでしょう…

さぁ10年後にこの国はどうなっているだろうか?大いに心配であります。



Posted by ハチ at 11:36

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