2009年08月27日

衆議院議員選挙とその後の株価は?

いよいよ30日に衆議院議員選挙が迫ってきました。民主党が政権をとることがほぼ間違いなくなってきた状況ですが、選挙後の株価はどう変化するでしょうか。

前回、郵政選挙のときには大幅に上昇し、3割以上日経平均が上がりました。もちろん世界中の景気が良かったし、郵便貯金が投資に回ることを期待して株価が上昇しました。構造改革に対しても期待値が高かったように思います。

では今度はどうでしょうか?少なくても3年にわたる政治の混乱が解消されることであく抜け感から多少は上昇があるのではないかと思います。民主党のマニフェストはいいことづくめですが、実際にはすべて実現させるのは不可能なように思えます。財源も足りるわけがありません!でもそれでいいのです。今までの閉塞感を打破することが最も重要なのですから…

株価の方は結局、海外情勢に影響されます。アメリカですが今後の財政出動を続け、どんどんドルを刷り続けるようです。その上で急激なドル安にならないように注意しながら少しずつドルを安くして、インフレを起こし、相対的に借金の規模減らそうという作戦のように見えます。ドルが安くなってくればアメリカの不動産を中国や中東が買うようになり、価格の下落が少しは和らぐことでしょう。そこが日本とは違うところです!不動産の下落が終われば景気も完全に復活することでしょう。

日本はどうなのでしょうか?円高ドル安になるので輸出関連が厳しくなり、アメリカ以上の景気の低迷が見られるかもしれません。しかし円もドルといっしょに下落すれば輸出を中心に回復してくるでしょう。世界的にインフレが起これば資金が資源に集中しガソリンなど値上がりをするでしょうから、そこでようやく日本の技術力が生きてきます!環境技術に多くの特許を持っている日本は確実にそこで利益を上げることができます。日本への投資も進むだろうし、日経平均が1万円以下に低迷するということは避けられそうです。

最近、景気の見通しに楽観的な人が増えてきましたがまだまだ綱渡り状態であることに変わりはありません。昨年のように崖から落ちるような変動は世界的に好ましくないというのが共通認識になったので、不安要素はいくつもありますがゆっくりとなんとか乗り切って行ってくれることと思っています。


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